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食物繊維は、人間の消化酵素で分解されない「難消化性成分」の総称です。

今では、生活習慣病の予防に効果があることが解明され、健康を維持する上で重要な役割を果たす「第6の栄養素」として注目されています。


食物繊維


日本人の食物繊維の摂取量は、第二次世界大戦後の食生活の欧米化とともに減少し続けて、1945年(終戦時)には1日当たり23.3gあったのが、1955年には22gになり、現在の平均摂取量は1日当たり16g程度と言われています。そこで厚生労働省は、食物繊維の目標摂取量を、成人1日あたり20~25gに設定しました。

食物繊維は人の消化酵素では分解されませんが、一部は大腸の腸内細菌により発酵、分解されて吸収されることがわかっています。一般的に、食物繊維のエネルギー換算量は「2kcal/g」になっていますが、寒天やセルロースは「0kcal/g」、難消化性デキストリンは「1kcal/g」など、特定の食物繊維は個別に定められています。

食物繊維は、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類に大別されます。

摂取する水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の最適割合は「1:2」と言われています。しかし、不溶性食物繊維は食事で補いやすいのですが、水溶性食物繊維は食品中の含量が少ないために不足しがちです。不溶性食物繊維ばかりに偏ると、便が硬くなりすぎて逆に便秘になりやすいので、いかにして水溶性食物繊維を摂取するかが重要です。


不溶性食物繊維


不溶性食物繊維は、いわゆる繊維質の野菜などに多く含まれる繊維で「セルロース」などです。

不溶性食物繊維は、便の量を増やし、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活性化して排便を促します。


水溶性食物繊維


水溶性食物繊維の代表例が難消化性デキストリンです。その他にも、ペクチン、グルコマンナン、イヌリン、グアガム、フコイダンなど様々なものがあり、それぞれ特有の効能もあるので、原材料名を確かめて調べてみることをオススメします。

  ▼ フコイダン
  ▼ ペクチン
  ▼ グルコマンナン
  ▼ イヌリン
  ▼ グアガム

水溶性食物繊維は、胃内で水分と一緒にゲル化する(ゼリー状になること)ことで、糖分やコレステロールなどの吸収を抑制する働きがあります。また、水溶性食物繊維は水分を多く含んで便を柔らかくしたり、便量を増やします。


難消化性デキストリン


デキストリン」とは、デンプンを化学的処理、あるいは酵素処理によって低分子化したものの総称で、デンプンの一種です。デンプンと麦芽糖(マルトース)の中間サイズにあたり、水溶性で容易に消化、吸収されます。

消化しにくいデキストリンである「難消化性デキストリン」とは、「水溶性食物繊維」の代表例です。難消化性デキストリンは、日本人の食生活の欧米化によって、不足しがちになった食物繊維を補うのが目的でした。ミネラルの吸収が阻害されないので、色々な食品に応用されています。

難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)は、加熱処理したジャガイモあるいはトウモロコシのデンプンを糖質消化酵素のアミラーゼで分解した後、その未分解物から難消化性成分を精製して作られます。難消化性デキストリンは、糖分解酵素のアミラーゼやグルコシターゼにも分解されずに大腸まで到達します。また、低粘性、低甘味、熱や酸に対する安定性、保存性などに優れているため、広範囲の食品へ応用されています。


難消化性デキストリンの効能


水溶性食物繊維である難消化性デキストリンには、代表的な5つの作用があります。

(1) 食後血糖値の上昇抑制作用(糖の吸収スピードの遅延作用)
(2) 整腸作用
(3) 食後中性脂肪の上昇抑制作用(脂肪の吸収スピードの遅延作用)
(4) 内臓脂肪の低減作用
(5) ミネラルの吸収促進作用


難消化性デキストリンの安全性


難消化性デキストリンは、古くから食品に利用されてきました。厚生労働省が認可する「特定保健用食品」として、一定の機能表示が許されていて、安全性も認められています。

米国のFDAは、1日の摂取量の上限を明確に定める必要がないほど安全な食材であると認めています。

過去の難消化性デキストリンの安全性を調べた人での試験では、難消化性デキストリンを1日3回毎食前に10gを16週間摂取した結果、血圧やミネラル濃度などの様々な臨床検査値について、変化はまったく認められなかったと報告されています。また、試験期間中は下痢などの症状はみられず、安全であると判定されています。


難消化性デキストリン関連の文献


●日本内分泌学会雑誌 68,623-635(1992)
●日本栄養・食糧学会誌 46,131-137(1993)
●糖尿病 35,873-880(1992)
●栄養学雑誌 51,31-37(1993)
●栄養学雑誌 53,361-368(1995)
●日本食物繊維研究会誌 3,13-19(1999)


難消化性デキストリン関連製品


水溶性食物繊維は、食品中の含量が極端に少ないために不足しがち。

不溶性食物繊維ばかりだと、便が硬くなりすぎて逆に便秘の原因ともなるので、水溶性食物繊維を摂取することが大切です。水溶性食物繊維の摂取に役立つのがサプリメントなどの補助食品であり、便秘がちな時には賢く利用したいですね。






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